飛行機が飛ぶ原理は科学的に説明できない

その昔、就職活動をしていたときの悩みの話をする。

それは、自分の研究を門外漢(文系)の人にうまく説明できないことだ。

自分の研究を門外漢に伝えるのは非常に難しい。いまだにうまくできない。

しかし、就職活動をしていたときに面接官に聞かれたことはいつも同じだった。


「その研究は役に立つのですか?」


この質問が非常に困る。たとえば、

「まったく、役に立ちません!」

ときっぱりと誠意をもって対応すると、相手が困惑した表情を見せることは間違いない。

だから僕は仕方なく数学(科学)は社会にとても貢献していることを語るのであった。


そのようなやりとりをしていて感じたことは、学問というものへの漠然とした不信感だった。多くの人は学問の価値をあまり認めないし、科学もあまり信じない。そしてその壁を如何に乗り越えるかが、ポイントだと思っていた。そうして時は流れた。

この認識は、基本的に間違っていたと思う。

なにより認識すべきは世間一般の科学リテラシーは基本的に低いということだ。


たとえば、(少し古いが)下の記事を本気で信じた人がいたり



無限に続くと思われていた円周率がついに終りを迎えた。
千葉電波大学の研究グループがこれまでの円周率演算プログ
ラムに誤りがあったことを発見。同大のスーパーコンピュー
タ「ディープ・ホワイト」を使って改めて計算しなおしたと
ころ、10桁目で割り切れたという。10桁目の最後の数字
は「0」だった。


飛行機が飛ぶ原理は科学的に説明できないと言い出すひとがいたり


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111157076?fr=rcmd_chie_detail

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?queId=8292240

はてなでも同じ主張を見つけた。どうなってんだ。

乱流のメカニズムがわからないというならわかるが、飛行機が飛ぶ原理がわからないって。。。



もし面接官がこんな認識レベルだったらアウトです。いかに、他の話題に切り換えるかがポイントとなる。




言いたいことがうまく言えないというか書けない!!書き直す予定。
この記事の出来はうんこちゃんなんで、ほんとそのうち書き直す。


書き足すこと:「理解できない現象を認めない」「すべて理解できる」症候群と呼ぶべきもの。ここには大切な何かがあるはず。


このエントリーはコメントを歓迎します。