数学者の病

1.解けない病

先日,NHKでポワンカレ予想を解いたペレルマンとポワンカレ予想にまつわる人たちについての特集の再放送を見た.

パパキリヤコプーロスが,ポワンカレ予想を解けずに失意の中,病死した話が取り上げれられていた.

でも,多くの数学者を悩ますのは意外に次の病ではなかろうか?


2.解ける病

苦労して証明したのに(下手をすれば数年がかり),実は証明が簡単だった.

簡単になれば普通はうれしいが,簡単になり過ぎてなんで俺はこんなに苦労したのだろうという

程に簡単になると,悲しくなる.

または,やっていることは(他人には)複雑に見えるが,内容は(本人には)当たり前に見える.

そして,他人の前でしゃべりたくなくなる.

元気がなくなる(笑)